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里山保育のテレビをみて

息子の逢希が生まれてもうすぐ1年。
テレビもNHKをつけていることがめっきり増えました。
逢希に朝めしを食べさせながらやりながら見ていた番組に
わたしは口がアングリ!目がテン!!
見ました?NHKの番組 「里山保育が子供を変える」
すごいです。すごすぎ。。。おどろきの連続です。
思わずポカーンと見てしまい、手がとまってしまいました。
千葉県の木更津市にある保育園をとりあげていました。
園長先生が「いきいきした子供が少なくなった」ことに気づき「里山保育」を始めたそうです。
林の藪の中を手ではらいのけながら元気にかけぬけるようす、
(うわぁ、手切らんとかいな!)
山の急な坂道を先生も一緒にバタバタと走っぬけるようす、
(ゼッタイ転ぶー転ぶー、やっぱり転んだ!)
竹に登り大人でも手が届かないとこまでひるまず登る女の子。
(落ちたらどーするー、怪我するー) 
・・・・つっこみたくなるシーンの連続。
5月には園の庭に水をはって、その泥水の中でパンツ一枚で水遊び!
(もちろん泥水に顔をつけてブクブクとか・・実際見たらすごい)
4歳になったら包丁を使うことを覚えるので小さな手でにんじんをみじん切り。
焚き火もあたりまえ。稲刈りには鎌だって使ってました。
「ちょっと油断すると危ないとか、汚いところをくぐり抜けないと
まっとうなセンサーが育たない。」と園長先生。
子どもは危ないことが大好き。そして痛いと感じる怪我をしなくては気をつけなくなる。
体の面だけでなく、心の面でも驚いた。
田んぼのあぜ道を飛び越えられずに水に落ちて泣く女の子が
びしょぬれで一人ぽつんと取り残されたのを迎えに来たのは先生じゃなかった。
3mの高さの丸太橋を渡る恒例行事に
怖くて泣いた子をぎゅっと抱きしめてあげていたのはお友達。
「泣くからできないの。泣かなかったらできたよ」って言ってあげてた。
自分達でつくったきゅうりは1本を1人がかじって、次の子にかじらせて・・
まだ食べてない子に残すためにちょっとずつ一口が小さくなる。
食べ物は同じものをわけあって食べる!先生が切ってわけたりしない。
途中転入の男の子はすぐに手を出して、自分がやりたいことがまず先。
たぶんこれが私も想像していた普通の今の子。
けんかもしょっちゅうだけど保育士はよっぽどでないと口をはさまず、
繰り返すうちにゆずりあたったり、順番をまもったりと自分達の社会ができあがっていく。
んー、すごかったです。
子どもを産んでから、子どもとどう接していくか考える機会が増えましたが
たくましく育って欲しいと思いながらもやっぱり枠が狭かったんだなぁと感じました。
同じように泥水のプールで遊ばせるかは別問題として
子どもの枠を決めてしまっているのは親なんですね。
免疫力、危険を察知する能力、自然を五感で感じるのって大切だと思います。
初めての育児でやり方がわからないとつい本を参考にします。
それには時代の流れに沿った育児の方法が載っているので
あたりまえにそうしますよねー。
それがいいとか悪いとかじゃなくて、
この里山の様子を見ると、概念がぶっとびます。
再放送があったらぜひ見ていただきたい☆
いやぁー、親も育てられます。

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