1 Sep 2017

今回はリバティのお話♡
お客様から送って頂く、『生地お持ち込みサービス』の生地の中で
最近とくに多いのがリバティ。
MonoWhiteでもリバティの生地で作ったアルバムが数点あります。
メモリアルグッズ Happy Birth Set4 マーガレットアニーより
私もリバティ大好き。元、生地屋さんに勤めていた私は生地の質感も気になるところ。
今回はそこに焦点をあてて書きます☆
タナローンについて
リバティプリントのベストセラー”タナローン” 1930年からだそうです。
1930年頃、綿を使ってシルクの輝く光沢をもった素材を提供できないかという思いで研究・開発され誕生したのがタナローンです。
こちらがリバティさんです
沢山の生地を見てきたつもりの私ですが、
タナローンは一瞬、綿か絹か判別がつかなかったりします。
これって感動的に凄いことです。美しい綿です。
メモリアルグッズ Happy Birth Set4 イルマより
タナローンには絹のような光沢があります。また細い糸から織られた織物なのにしなやかな張りとドレープ感。 サテン織りでもないのに、美しい光沢。
繊維が長い綿花を使う
綿花からとれる繊維を使って、綿の糸を作りますが、
タナローン生地に使われている綿花は、繊維が通常の綿花よりも長い、『長綿花』といわれる種類です。
長繊維とは・・・「長い繊維の集まりによって出来た糸」 繊維の一番安定した綺麗な部分
短繊維とは・・・「短い繊維の集まりによって出来た糸」短繊維ではどうしても光沢がでません
長繊維のコットンはエジプト綿、海島綿などで目にしてきましたが、タナローンは独特な気がします。
薄くて軽く、織の密度が高くてしなやか。豊かなドレープ性があり、柔らかな肌触り。
コットンなのにシワになりにくい。うーん、やっぱりリバティさんはスゴイ!
繊細なタッチのプリントができるのも、このタナローンのおかげかも。
薄いのにアルバムに向きますか?という疑問
そんなに薄いのに、アルバムに向かないのでは?!
そう思いますよね!結論から言いますとOKです☆
アルバムに向くかどうか判断するのに、MonoWhiteでは2つ考えます。
その1 綺麗に貼れるか
その2 刺繍が綺麗に入るか
~疑問 その1 綺麗に貼れるか~
綺麗に貼れるかというのは大丈夫です。張りがあるのできれいに貼れます。
また生地が薄いと透けるのでは・・という心配も起こりますよね。
実際にレースなど透ける素材のアルバムは、もう一枚白い生地を重ねて2重にして貼ります。
でもリバティの場合に2重にしたことは今までありません。
アルバムのベースがひびかないよう、慎重に、慎重に、貼ってます。
その2 刺繍が綺麗に入るか
こちらもOK!織の密度が高いと刺繍は綺麗に入るのです。ガタガタならず、きれいな曲線の文字が刺繍できます。
刺繍担当もリバティは大歓迎(^^)/と言っています。
いかがでしたか(´▽`)
布の素材のことを語りだすと止まらないワタシなのですがwww
次回はリバティジャパンと英国リバティについて書きたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます!