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私達の結婚式 4

日曜日のミサ。生まれて初めての体験。
ちいさな教会はみるみるうちにいっぱいになり、
やさしそうな神父さんMrマーリーからのお話、そして賛美歌。
じんわりと、ここで結婚式をあげるんだなぁと実感がわいてくる。
・・・と、ミサも終わりに近づいた頃、寄付のかごが回ってくる。
小さいお金を用意してなくて、ちょっとアセアセ
宿に帰り、リビングでちくちくと縫い物。
パニエは硬いチュールにギャザーをよせて、土台に縫い付けていく。
宿にミシンはないからひたすら手縫い。我ながらすごい。
ベールはショートで小さなパールをとばす。
入れ替わり立代り住人たちが「何しているの?」と聞いてくる。
今度の水曜日が式だからぜひ見に来てねというと嬉しそう。
一緒にとまっていた日本人のみちえが縫うのを手伝ってくれた。
宿の主人は結婚式の前夜にスタッグパーティを開いてくれるという。
スタッグパーティとは男だけの結婚式前夜祭。
あなたは出れないのよ~と奥さんからも釘をさされる。ちぇっ。。。
私たちの結婚式の歌も決まった。
学校では歌の時間もあって、その歌の本から選ぶことにした。
「アンチェインド・メロディ」映画ゴーストの挿入歌と
「ローズ」映画ローズのラストソング
とくにローズは思いいれのある曲だったので偶然見つけたとき嬉しかった。
月曜日にわすれものをとりにキャロリンの家に行った。
キャロリンの家は石造りのりっぱなリビングがあり、
おおきなベージュのソファー、そして暖炉。花も飾ってあった。
そこで見せてもらったキャロリンのウエディングアルバム。
これがのちにMonoWhiteアルバムの元になるなんて・・・。
正方形で、そんなに大きくなくて、紺のコットン地だった・・かな?
ページの最初にはインビテーションカード。
レシピからカードからすべて自分たちでつくったのだという。
式やパーティの楽しそうな写真。そしてパーティの最後に撮ったみんなの笑顔。
ちょっとコワオモテ(?)のキャロリンだけど、
ご主人との幸せそうな2ショットは今も鮮明に残っている。
小さな式だけどこだわって、そして手作りでみんなから祝福されている。
私たちはキャロリンに出会えて、偶然だったけど幸運だったのだと思った。
木にさげる風船だとかリボンだとか、シャンパンだとか花だとか
なんだかんだと準備は進み、いよいよ明日は結婚式。

スタッグパーティは結局宿にいる男たちや学校の生徒、近所のおやじやらわいわいとあつまり、恒例のバスターの手作りビールで盛り上がった。
あの手作りビールはやばい。
いちど腹をこわしたことがある。
たくさん飲めよというバスターの誘いに笑顔で答えつつ、なるべく缶ビールに手をのばす。豪華にクレイフィッシュも出てきた。
明日はいよいよ結婚式。

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